シミには様々な種類がありますが、多くの女性を悩ませているのは「日光黒子」でしょう。
日光黒子は別名「老人性色素斑」とも言われ、1番メジャーなシミです。
40代になると6割、50代になると8割以上の人に現れると言われています。
原因は、なんといっても紫外線。
紫外線を受けてメラニン色素が増え、溜まっていくことで発生します。
以後、日光黒子=シミ
シミは正しいケアで改善できる
このシミは、皮膚の表皮層にできるシミです。
そのため、初期段階から正しいケアを行えば、薄くするor消すことが可能です。
シミに効く化粧品の選び方
シミのケアと言えば、美白化粧品。
しかし、美白成分が入っているならなんでもいいという訳ではありません。
美白成分は、大きく2つに分けられます。
- メラニン生成抑制作用(メラニンを作らないようにする働き)
- メラニン還元作用(既にできてしまっているシミを薄くする働き)
シミを消したい&薄くしたい場合は、「メラニン還元作用」のある成分を補うことが必要です。
そして、この成分は更に2つに分類できます。
【メラニン排出型】
・4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
・リノール酸
【メラニン還元型】
・ビタミンC誘導体
・ハイドロキノン
これらの成分は、厚生労働省が認可した「薬用美白成分」です。
中でもメラニンを分解するビタミンC誘導体、漂白効果があるハイドロキノンがおすすめですよ。
しかし、ハイドロキノンは肌への刺激が強く、2001年までは医師の管理下でないと使用できない成分でした。
そのため、肌に合わないと感じた場合は使用をやめるか、すぐに皮膚科へ相談しましょう。
化粧品を選ぶ時の注意点
化粧品の中には、これらの成分が配合されていても、効果が発揮されるほどの分量が含まれていなかったり、美白効果が不明だったりするものもあります。
そのため、美白化粧品を購入するときは、「医薬部外品」であるかどうかをチェックするようにしてください。
医薬部外品は、決められた分量の成分を配合する必要があるので、しっかり美白成分が含まれています。
肌をしっかり保湿する
しっかり保湿することは、シミができる原因にもなるターンオーバーの乱れを正常化することに繋がります。
また、肌が乾燥するとバリア機能が低下し、紫外線の刺激を受けやすくなるため、日頃から保湿ケアをしっかり行うようにしましょう。
・天然保湿因子(NMF)
・セラミド
・ヒアルロン酸
・コラーゲン
などが含まれている化粧品がおすすめです。
シミを改善する方法を紹介しましたが、シミの元となるメラニンは日々生成されるため、同時にシミ予防対策を行っていくことも大切です。
そして、普段から紫外線対策を行い、これ以上シミを悪化させない&作らせないようにしましょう。
また、かなり濃いor大きいシミができてしまっていて早く除去したい場合は、光治療やレーザー治療で消すというのも1つの手です。